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行事と境内の四季 2015年5月27日

京都市による羅漢参道隣接地工事について

当寺にたくさんのお問い合わせならびにご意見等をいただきました。

只今五百羅漢参道の隣接地を京都市が工事しております。墓地を作る為に山を切り開き車が行き来できるように地面を数メートル掘り起こしております。

工事に際して文化財である五百羅漢の重要性、貴重性等を担当者である京都市生活衛生課の方々には何度も説明をしましたが軽視され何一つ養生もされないまま羅漢の三十センチしか離れていないところを大型重機で掘り返され土砂や工事で使用している木杭が雪崩れ落ち、工事で使用しているホース等を羅漢の上にはわせられ、文化財を保護する立場であると思っていた京都市が倒壊させるような行為がありました。

当寺としましては即座に担当者に連絡をし、そして全ての決定ならびに工事の許可をされております京都市長に抗議の連絡をしました。そして文化庁に救済の申し入れをし文化庁より京都府を通じて聞き取り調査等をしていただきました。土日には工事をしないと言っていた京都市が関係なく土日も工事をしたりしているのは現場の工事関係者が京都市に無断でしていたこと。という回答が文化庁に報告されました。現場の工事業者が京都市に無断でそして独断で工事をしているとは考えられず、発注元の京都市を無視して工事をする業者は入札に参加してはいけないと思います。

皆様の拝観中は工事による騒音、地響き、景色の悪さ等不快な思いをさせてしまうかもしれませんが当寺としましては工事終了時にはこちらとの境界には植樹していただき少しでも緑を取り戻し後世に文化財を残していこうと精進していきますので皆様の御指導よろしくお願いします。

※写真は現在の様子でございます。

石峰寺

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